心を癒す余白を求めて~ 『立礼茶室「然美」(りゅうれいちゃしつ)「さび」』
現代芸術家の高橋大雅氏(夭折)の手掛けた然美(さび)の心にふれるべく、ドイツの友人夫妻とともに祇園の店を訪ねた。茶菓懐石と銘打った五つのお菓子と五つの日本茶やカクテルを静かな空間でゆったとり頂くスタイルだが、誠に味わいのあるひと時だった。然美とは時の移ろいとともに美しく変化することの意。
Updated Date : 2023-04-26 14:34:44
Author ✎ 京都再発見
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「然美」のあるT.T(総合芸術空間)の入口
数寄屋造の京町家をリノベートした建屋で、入口の暖簾をくぐると哲学的な彫刻が現れる。 1階はファッションのコーナー、2階への階段を上がると立礼茶室「然美」の空間が広がる。 利用は予約制になっている。
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「然美」の主人席
「日月窯」福村龍太氏の銀彩茶碗が並ぶ。
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卯月のメニューから( 3番目の茶菓懐石)
五つの創作和菓子と、それに合わせた五つの創作日本茶が楽しめる。コースメニューは月ごとに変わる。今回選択したのはアルコールを含むコースである。 いわば煎茶道の作法だが、なるべく無言を守るほかは堅苦しさはない。 お菓子は老舗和菓子司の職人の技による伝統と革新を融合させたものという。出来ばえは新鮮で珍しく味も美味である. また添え書きに記された情緒的なコピーが印象的で好感度だ。 「季のTEAジン」
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東山区祇園町南側
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