私のひとりごと【MK職員雑記】~奇縁~
京都の大学に来て1年目の冬、四条河原町で飲んだ帰り、鴨川沿いに歩いたら岩倉の下宿に帰れると思い立ち、歩き始めました。しかしやがて電灯も人通りも絶え、現在地もわからずパニック状態に。そのとき対岸にようやく見えた明るい光とは…
Updated Date : 2018-06-19 17:14:32
Author ✎ MKタクシー
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MKでは、職員1年目の方に、MK新聞掲載「私のひとりごと」の原稿を執筆してもらっています
  • 1 原稿のテーマ:フリーテーマ(趣味、特技、日々のエピソード、仕事の話、提言など)
  • 2 原稿の長さ:600字以上800字まで
  • 国道十条トレーニングセンター 2006年入社
    4年前、山口から京都の大学へ入学してはじめての冬。私は大学のサークル仲間と四条河原町の居酒屋チェーン店で呑んでいました。その時は、いつもより多少多目に飲んでしまいまして、まるで大統領にでもなったかのように気持ちが大きくなり、住んでいた岩倉まで歩いて帰ろう!と思い立ちました 地理も全くわからず一人で、「鴨川の東側に沿って歩いて帰れば家に着くじゃろ」と安易な考えでそのまま北上していました。丸太町を過ぎた辺りで何故か「向こう岸を歩いたほうが早いんじゃ?」と考え、西側へ渡りました。しかし、そのまま北上していると全く見たことない景色が現れてきたのです。当時の私は「鴨川が北で二つに分かれている事」を全く知りませんでした 酔っ払い状態で歩き続け小1時間。川沿いは電灯もわずかで人通りも少なく、風に揺れる柳の葉音はさらに恐怖感を煽ります。そして「京都なだけに、昔はこんな暗がりで突然背後から斬られたりしたんやろな」と妄想し周囲を警戒したり、と完全にパニック状態になってしまいました。その日は特に気温も低く、手足の感覚も鈍くなり、翌日の「京都市内で大学生凍死」という新聞の見出しが脳裏によぎりはじめます そんな時、東岸に明るい光が見えまして、とりあえずそこまでは歩こうと決意しました。辿り着くとその建物の1階には黒塗りの車が沢山あり、「もしかして、ここは決して一般人が立入ってはいけないような場所か?」と思えば、ボウリングやレストランの表示もあります。そうです!そこはエムケイの本社だったのです。結局、そこでタクシーをお願いして岩倉まで運んでいただき凍死を免れました その時、まさかエムケイで働くことになろうとは夢にもおもいませんでしたし、今更ながら妙な縁を感じます
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